はじめに
今回「名門進学会」講師としてTOEICの勉強法について書かせて頂くことになりましたが、正直なところ、私はそれほどTOEIC対策をしていませんでした。
試験前に使った教材は、Z会の「新TOEIC Testレベル判定模試」のみで、問題演習も一度行ったきりでした。
しかしそんな私でも、初めて受けたTOEICで800点以上を取ることができたということは、つまりTOEICだけに特化した対策や演習に長い時間をかけなくとも、問題のポイントさえつかめていれば、それなりの点数を取ることができるということだと思います。
ただし私の場合は、ついこの間まで現役受験生として大学受験のための英語学習を続けていたので、その学習もTOEICでの得点の土台となっていると言えるでしょう。
したがって今回は、私がTOEICの問題を解く際に気を付けていること、解き方のポイントについて、リスニングセクションとリーディングセクションのそれぞれに分けて述べるとともに、今までの私自身の英語勉強法についても少し紹介したいと思います。
リスニングについて1
TOEICのリスニング問題には一般的なリスニング問題と比べて次のような特徴があります。
・試験時間が長い
・問題が一度しか放送されない
・問題用紙にメモを取ることができない
さらに言うと、TOEICのリスニング問題は4つのパートに分かれており、写真のみが印刷されている問題、問題と選択肢がすべて放送によって与えられる問題、2人の人物の会話を聞いて印刷された質問に答える問題、1人の人物による比較的長めの文を聞いて印刷された質問に答える問題からなります。
どのパートが点を取りやすく、逆にどのパートで点を落としがちかは個人により異なると思いますが、写真を用いた問題と選択肢も放送される問題は、聞き取る文の量が比較的少ないので、点が取りやすいのではないかと思います。
写真を用いた問題では、選択肢が放送される前にざっと写真に目を通しておくことがポイントと言えるでしょう。 選択肢は「ヒトが~している」、「モノが~の状態にある」といったものなので、明らかに写真と異なる説明の選択肢はその場で消去し、適切なものを選びます。
聞き取る際には、主語と動詞だけでなく前置詞やその他の修飾部分まで注意して聞き取ると、一択までしぼりやすくなることもあります。(例えば “on the table”と“by the table”の違いなど)
次に問題がすべて放送によって与えられる問題のポイントですが、この問題は発話に対して適切な応答の選択肢を選ぶという形なので、何を訊かれているのか把握することが大切です。
例えば “Why~?”であれば理由を、”When~?”であれば時を訊かれているので、応答としては それぞれ“Because ~.”といった理由を述べる文や時間を表す表現が適切だろうと考えられます。 また “What do you say ~?”といった提案に対しては何らかのコメントが求められていることがわかります。
ただしTOEICでは質問に対して “Ask another person.”のように直接的に答えを出さないものもあるので、さも本物の答えのような顔をしている選択肢に引っかからないよう注意が必要です。
